感染症対策について
Statement on Infection Control Measures
9月19日更新 New
色々な場で秋を感じられるようになりました。
感染症の広がりがひとまず落ち着きを見せ始めたものの、いまだ不安が消えてはくれません。
それでも一日も早く日常を取り戻し、美しい少し非日常的な空間に、子どもたちとご家族をお迎えすべく、
10月2日(土)&3日(日)、横浜Umiのいえにて、感染症対策を施しながら、公演を実施することになりました。
衣装の一部として、マスクをつけて出演いたします。
カンパニー・メンバーのワクチン接種もほぼ完了(公演日までに全員完了予定です)。
また、公演に先立ち、抗原検査も予定しています。
Umiのいえで、お目にかかれるのを楽しみにしております。
プロデューサー 中山夏織
8月23日更新
残暑お見舞い申し上げます。
ホスピタルシアタープロジェクト2021は、すでに8月分の公演を11月後半に延期し、9月分の公演の実施の可否を、各施設・会場と議論し、調整を進めています。「劇場」での公演ではないことで、フレキシブルな対応がとれることは、幸いです。何が大切なのかをわかちあえることも幸運だと感じています。
また、この延期の期間に、カンパニーメンバーのワクチン接種も進んでいます。
感染症の蔓延状況によっては、さらなる延期も想定せざるを得ず、主催の文化庁には、最大2022年3月31日までの延期を可能にするよう、すでに要望しています。
なんとしても子どもたちと出会いたい、障がいをもつ子どもたちとその家族に美しく楽しい体験を届けたいという思いは、カンパニー全体としてシェアされています。
だからこそ、思いで突っ走るのではなく、安全第一を大切にしていきたいと考えています。
感染症対策を徹底し、衣装の一部として、カンパニーメンバー全員がマスクを着用し、
さらにパフォーマンスのなかに、手指の消毒を取り込んでいます。
一日も早くリラックスした環境で子どもたちの笑顔に出会えることを願う日々です。
プロデューサー 中山夏織
ホスピタルシアタープロジェクトは、最もか弱い存在としての障がい児や医療的ケア児と、その家族に寄り添うことを目的とした活動です。
新型コロナ・ウィルス感染症対策については、昨年度の『森からの贈りもの』においても、行政によるガイドラインを踏まえつつも、私たちに何ができるのかを考え、実行に移しました。幸い、参加者、会場関係者、カンパニーのいずれにも感染者を出すことなく、全公演を終了することができました。
現在、『水の記憶』を創作する過程にあり、不確実な未来の状況に応じた対応を検討しています。
以下は、昨年度採用した私どもの対策です。
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これまで公演1回あたり6組のご家族をお迎えしてきましたが、今回は4組に限定し、観客間の距離を確保いたします。
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パフォーマーと参加されるご家族とのあいだには、ビニールシートをご用意いたします。
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本来は五感を刺激するパフォーマンスですが、「ふれあうこと」を制限し、安全な距離を確保いたします。
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パフォーマー、音楽家、スタッフは上演中もコスチュームの一部として、マスクを着用いたします。
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終演後の交流は、距離を確保したうえで、最小限にとどめます。
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公演毎に換気・消毒を徹底いたします。
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パフォーマー、音楽家、スタッフは日々、体温管理を行い、体調不良の場合には、無理して出演せず、代役あるいはメンバーを減らして上演を行います。
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公演に先立ち、パフォーマー、音楽家、スタッフのいずれかに、陽性が確認された場合、当該公演を中止いたします。
おそらくこれに準ずるものが求められると想定していますが、感覚遮断の環境に長く置かれた子どもたちにとって(大人にとってもですが)、「ふれあうこと」「触覚」の重要性を強く感じています。終演後の交流、遊びの重要性も然り。子どもたちには不可欠なものです。目下のところ、カンパニーメンバーのワクチン接種が間に合うかどうかも不透明な状態にありますが、できる限りのことをしていきたいと思います。
しかし、ご家族のご協力にも頼らなければなりません。検温や手指の消毒はいうまでもなく、これまで以上のご協力をお願いすることになると考えています。お子さまの好奇心や、自由な動きを妨げたくはありませんが、安全を確保すべく、お子さまを見守っていただければ幸いです。様々な制約がありますが、お子さまにとって、ご家族にとって楽しく、美しい体験にできるよう努めたいと願っています。
プロデューサー 中山 夏織